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波勝(はかち)は、日本海軍の標的艦。艦名は伊豆半島南西にある「波勝岬」に由来する〔#連合艦隊軍艦銘銘伝598頁。〕。当時の読みは「はかちさき」だったが現在の読みは「はがちさき」となっている。 == 概要 == 1941年(昭和16年)度の戦時追加計画(マル追計画)により建造された標的艦。計画番号J32〔。標的艦として建造された日本海軍初の艦で爆撃練習専用とされた。船体は船首楼型船体を採用し、船体から分離した上甲板には爆撃演習弾に耐えるよう防御甲板には22mmDS鋼板が張られ、その下に空間を設けて安全性を向上させた。艦載艇などはこの空間に搭載され、甲板上には船として最低限必要な艦橋、煙突、マスト以外なく、小型の航空母艦のような艦型となった。甲板上には13mm機銃が搭載されたが、爆撃訓練に使用する際は撤去された。また艦幅を重巡洋艦程度に見せるための幕的を備え、それを防御甲板の舷側に並べたブームで左右水平方向に展張出来るようになっていた〔『世界の艦船 増刊第47集 日本海軍特務艦艇史』、p.42。〕。 当時標的艦に改造されていた「摂津」より優速(摂津18ノットに対し19.3ノット)となり運動性能も良くなった。ただし実戦では駆逐艦など30ノット程度で航行しており、標的艦にもより高い速力が要求された〔#海軍造船技術概要931頁。〕。また復元性能に不安があったため同型艦は作られず、改マル5計画ではその点を改良した大浜型が建造された〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「波勝 (標的艦)」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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